ほぼ日刊ホニャプラ連絡帖

紙立体デザインの専門家の制作室

第三回「フラードーム」量産・普及型試作

「これくらいにしといてやろう」

おはようございます。

第二回「紙で作るフラードーム」量産・普及型試作 の続きです。

 

もう一段階細かい三角形で作ったフラードームはこんなふうになります。

 

こういう素材の紙があったりマークがあったり

ファッションやインテリアの世界で使われてるモチーフが連想されますが

実はこれは、一種類の正三角形ではありません。

 

よくみると三角形の紙パーツにはそれぞれ数字が書いてあるのですが、これは三角形の種類別番号で、

接続する時に天地がわからなくならないように書いたものです。

 

 

「紙工作限界の問題」

 

さてこの紙の三角形たちを大きくチーム分けすると

① no.「1,2,5,6」チーム

② no.「3,4,4,4」チーム

この二種類の組み合わせです。

球体に近くなるので、ひとつひとつの三角形が

ゆるやかな角度でくっついています。

そうすると平らになったとき(展開図にしたとき)隣同士のスキマが

第二回で試作したものより、少なくなってきます。

これが「紙工作限界の問題」です。

山でいう「森林限界」みたいなものです。

 

・人間の持っている「手」のサイズや機能の限界

・のりやテープなど、使う道具の機能の限界

・紙の性質の限界

 

 

ここを解決する展開図になっていないと普及型とは言えず

解決する案はあるにはある、けれど

森林限界エリアに新しく木を植えても無駄なのと同じようなことが起きます

おいかけっこ。

 

ただ、紙の世界は「工作」だけが全てではないので

工作以外の分野で使おうとすれば、見えてくるものがあります。

たとえば

こんなものですね。

 

「Zpper Origami Tube」固くて柔らかいオリガミ展開構造物

http://origami.c.u-tokyo.ac.jp/ZipperTube/

 

 

そういえば

折り紙といいつつカットを入れてあったり貼ったりする折り図をよく見かけますが

そんなものは一切「折り紙」と名乗ってはならん、と思っております。

切ったところ=考えるのをやめたところ です。

難しいから省いた、のではない箇所も切ってあるのを見かけると

ここ、一箇所おっただけで留まるじゃん!

ハサミとのり使う方が手間増えるじゃん!

というのに当たると、

「子供が気づかないと思っているのか」とか文句いうおじいちゃんが自分のなかに沸いてきます。

それは「折り紙という素材を使った切り貼り工作」なのですから

「折り紙素材で工作!はたらくくるま」とかにしてほしいです。

 

「シリコン調理器具のようなポキポキ感」

紙のドームのウラ面はつるっとしています。

こんなふうに貝殻みたいな形にしたりできて

ちょうどシリコン調理器具みたいな触感です。

(でも裏返しはできません)

 

これを何に使うのか、何をしようとしているのかは、またこんど。

 

さて

この先テストがまだありますが、今日はこのくらいにしておきます。

それでは

ごきげんよう