ほぼ日刊ホニャプラ連絡帖

紙立体デザインの専門家の制作室

簡単になったTMT-30m望遠鏡ペーパークラフトのこと(1)

「幻のペーパークラフト」

1/250スケールのスチレンモデルが現在販売中ですが スチレンボードで作る前に厚紙で作ったもの というのもあります

販売はされていないのですが、ホニャ事務所に数点、シートセットが保存されているのみ

次の写真がグラフィックを入れる前の、1/250スケールの 紙版の試作品です これでも実物の3Dデータを、ばっさりと簡易化してあります

 

「21世紀にも、酔狂な人が残っていればの話」

このペーパークラフトの特徴ですが

補強目的、サイズ的な限界のところ以外は全て差し込み式になっています

 

一度に何千部も作る事が あるのかわかりませんが

もしそんなことになったら

抜き型で作ろうと思えばつくれる設計図になっています

 

ただし2020年代に、

面倒な仕様の抜き型を制作できる職人さんと工場が

生き残っていればの話ですが...

 

絶滅するかどうかのギリギリのところに立っている感じがするのですが

そういうところにお金をかけてなにか作ろうと思う酔狂な人など少ない上に

絶滅しかかっているのだろう と思います

 

 

「初見の立体物を受け止めてもらう」

  次の写真は、高級CADカッターで罫線まで入れてサンプルで抜いてもらったシートですが この方法は大量生産には向いていません。 ほんとうに幻。
設計ができあがっても アリモノでない複雑な立体物のグラフィックを 受け止めてくれるデザイナーはそこいらに転がっては居ません   長くおつきあいのあった方で 初見の立体物であっても ものすごいスピードでやってしまうタフな人が居たので こんな きりっとしたものがスパッとできたのでした  

ちなみに くわしい解説シートというのと、組立説明もついています

 

 「1/500のペーパークラフト」

こんなものがある上で

もっと簡単なものがほしいですというTMT推進室のご要望もあり

私がいいなと思う形状というのもお伝えしつつ

1/500のペーパークラフトをつくりました 

次の写真が試作品(手のひらサイズです)

「A4サイズ14枚をA3サイズ2つ折りに押し込む」

うちのにーぞえさんが 高価でない、オンデマンドカッター(業務用カッター)というものをみつけたので ほうそれでは と 型限界を考えず押し込みます

これが元々の、A4サイズ14枚

押し込めて

A3サイズ1枚(四つ折り可能)

これは実は特殊紙器の世界では新しい試みで、考える工程が一つ減ることになります カッターでつくるからこそ デザインイメージそのままで14枚を2枚にすることが可能になったと思います   ちなみにこの 押し込むというのは 面つけといって 雑誌の付録を設計するときの要領です   パーツのならび順や構成、グラフィックとのバランスを考えます

 

「え、分割鏡に抜きズレがないよ?」

こんなものが量産できる日が来るとは思っていませんでしたので これができるんだったら、、、あれもできるってことだよね ということで 新しい世界がひろがります
  まさに 次世代のペーパークラフト・・・   カラーサンプルのご紹介は

ちょっと、分割鏡をにミラーシールを貼ってみたらどうなるか

というテストもしますので

また次回

 

明日あたりシールが届くはず...

 

それでは今日はこのへんで

ごきげんよう

 

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